こんにちは。設計の小泉です。
今日は、「平成マンションができるまで」について、前回の「躯体工事編」に続き、 「内部工事編」をお伝えします。
外部足場を登り、建物の屋根へやって来ました。
富士山も見えますね!(右奥)
現場は躯体工事が完了しました。
先ずは下の階へ降りつつ、現場の進捗状況を見ていきたいと思います。
5階の様子です。支保工、型枠が外され、打ち上がった躯体面が見えます。
こちらは階段の手摺部分です。
多能工の職人が造ったコンクリート手摺を、左官職人が補修しました。
スベスベで滑らかな仕上りです!
このままでも十分に綺麗なのですが、吹付タイルで仕上の塗装を施します。
廊下を歩いていくと、各階に掃除用具が設置されていました。
現場が清掃されていて、道具が整理されていると作業効率が上がりますね!
4階ではサッシが取り付けられていました。
サッシは躯体工事の後、内部の工事を始める前のタイミングで取り付けます。
仕様とサイズを確認します…
窓は採光、採風のためと消防隊の進入口としての役割もあり、設計段階で必要寸法など設定します。
3階では大工工事が進んでいます。
この日は木下地の工事をしていました。
平成マンションはコンクリートで躯体を造り、お部屋の内部は木造となっています。
床・壁・天井を木下地を組むなどしてコンクリート面から離す構造です。
使用している材料が、設計図通りかどうか確認します…
こちらのピンク色の部分は断熱材です。
コンクリート造の壁に、現場で断熱材を吹き付けるので隙間なく充填されています。
断熱材の厚みを確認したり…
2階は大工工事が完了し、キッチンなどの設備機器の取り付けも完了し、仕上工事前の状態です。
1階では仕上工事中でした。
マンションの内部工事は、下の階から順番に進んでいくので、階毎に様々な工事を行っています。
設計監理は、現場監督が作成する工程表から赴く日を決めて、現場を確認します。
この日はこれで終了となりますが、現場では設計図通り施工されているか確認する他、現場監督と納まり等の協議をしたり、工事の進捗を確認したりします。
敷地の外へ来ました。
現場前の道路に面して、入居者募集の掲示とパンフレットもあります。
こちらの掲示物はデザイン課のスタッフが作成しています。
駿河区の賃貸マンションの名称は「アルカ宮前」で、間取りは2LDKと1LDKがあります。
2021年3月上旬より入居開始予定ですので、入居をご検討されている方、是非お問合せ下さい。