「これは何でしょう?」
ある日、営業 加藤が「お客様よりいただいた珍しいものだよ」と笑顔で見せてくれました。
それは1~2cmほどの茶色いものでした。
…ナッツかな?と観察していたら、なんと、「観葉植物パキラの種」とのこと。
このカカオの様な、アボカドの様な実の中に種が詰まっているそうです。
パキラはきれいな葉を楽しむ植物というイメージで、花が咲いて実がなるなんて想像がつきませんでした。
しかも種は炒って食べることが出来るそう。
…食べることが出来るんだ、、でも植物係の私としては、その味よりも育てたいという好奇心が勝りました。
2020.10.02
育て方を調べて、挑戦してみることに!
その様子を5つのステップでご紹介します。
①種を水につけます。
種は直ぐにつけるのが望ましいそうですが、今回はいただいてから3日ほど経過していたかと思います…
②2日間を目途につけ、水没した種を取り出し、水で湿らせた水苔に包みます。
室温20℃程度で半日陰の日光を感じられる場所に置きます。
写真の様に、袋に入れて温湿度を保つようにしました。
2~3日で殻が割れ、発根し始めました!
2020.10.08
水苔に包み屋内で管理して、5日が経過しました。
根が伸び始め、葉の様なものが見え始めました!
③殻を丁寧に剥いて胚を取り出し、根を下にして水苔へ戻します。
1つの種から複数の胚が出てくることも…!!
2020.10.13
温湿度を保ち、さらに5日経過しました。
成長が早い子は双葉が開きました!
④2~3cm程の大きさになったら土に植え付けます。
鉢に赤玉土(小粒がオススメです)を入れ水で湿らせ、丁寧に植えていきます。
赤玉土の上に水苔をかぶせて育てます。
2020.10.20
いよいよ屋外デビューです!
1週間ほど経ち、成長の早い子をポットへ移し替えました。
⑤新芽が出てきたので、屋外に出して日に当てます。
成長の遅い子も育ちますように…
この後は、基本の育て方に沿って育てていきます。
土が乾燥して2~3日後、たっぷり水やりをして、毎朝、葉へ霧吹きで水をかけます。
2021.01.26
育て始めてもうすぐ3ヶ月、だいぶ大きく育ちました。
パキラらしい葉も出ています。
寒さを気にしながら、天気の良い日は始業前に屋外へ出し日光浴させています。
大きさはかなり差があるように見えますが、春からは成長期を迎えるので、これからが楽しみです。
支店のスタッフも興味を持って様子を気にかけてくれます。
さて緑の茎が幹となり、大きな葉を出すようになるまで、どの位の年月がかかるのでしょうか。。
観葉植物の楽しみ方、いかがでしたでしょうか。
観葉植物を種から育てるなんて、とても貴重な経験です。
皆さまも、もし、種を手に入れたら挑戦してみてはいかがでしょうか。
お家で過ごす時間が楽しくなりますよ!