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平屋でもトイレは2つ欲しい

「〇〇はオススメです!」的な記事が続いたので、本日は「〇〇は検討が甘かった」という点についてお話します。

我が家は「単世帯平屋」という、少しイレギュラーな住まいです。「2階建て」でしたら、ほぼ2つあるであろう「トイレ」を、「平屋」なので「1つで良い」と考えてしまいました。いや、検討はしたのですが優先順位が高くなかった。賃貸マンションなどは1つの場合が多いから、1つでもどうにかなるだろう…と。

これが現在の悩みのタネ…。毎朝、毎夜、トイレの争奪戦が起こっています。

「僕が先だー!」
建築時は子どもが1人だったので、安易に考えていました。現在、どうしてもの時は下の子におまるを使ってもらうけど、そろそろ限界。タオルラックをどかして、トイレ設置しようかな、と本気で考えています。

家の形状ではなく、トイレの数は家族の人数で考えなければいけませんね。子どもが成長したらどうにかなるかなと思いつつ、あと10年悩むくらいなら先にやってしまうべきか。

おそらくこの問題は、家族の人数&家族の生活時間によっても変わると思います。我が家は、家族全員が同じ時間に起きて、ほぼ同じ時間に外出するから、足りないのでしょう。姉の家は単世帯2階建てですが「2階のトイレはほぼ使わない」と言っていましたので。

「ワンフロアで暮らせる」「家族との距離が近い」などの理由で、昨今は平屋の需要も増えてきています。「平屋だからトイレは1つ」ではなく「家族の人数・家族の生活時間を検討」した上で、トイレの数を決めることをオススメします。3姉妹という家庭で育った経験から「洗面は絶対2つ必要!」と思い、平屋でも洗面は2カ所設けたのにな…(これは、正解でした!)

以前、インタビューで「住まいの中でお気に入りの場所」をお施主様に聞いたとき、「トイレ」とのご回答されたお施主様がいらっしゃいました。木をふんだんに使ってており、趣味室(シアタールーム)のあるお住まいに住まれているのですが。

「映画が大好きなのでホームシアターは夢でもあり家造りの絶対条件。これさえあれば他になにもいらないと言うほど情熱を注いでいたので、お気に入りの空間になることは家を建てる前からわかっていました。でも、実際に住んでみてここが良い、と思ったのはトイレです。毎日使う場所だからですかね。木の優しさや温もり、居心地の良さを実感しています。」

毎日使う場所だからこそ、快適に、そして居心地の良い場所にしたいものですね。