以前「花のある暮らし」についてお伝えしましたが、今日は「庭のある暮らし」についてお伝えしようと思います。
我が家の家づくりは少しイレギュラーで、第1条件が「庭」でした。ですので、大まかなプランを決めたあとに、外構を決め予算を取ってから、残りを家に使いました。「庭がなければ家ではない」夫婦共通の感覚で家づくりをしていたことを思い出します。子どもの頃に自分が住んでいた庭のある平屋での生活、そして住宅に囲まれた賃貸マンションでの生活、家の裏がコンビニという便利な立地での3階建ての生活、そんな様々な生活パターンを経験した結果、やはり思うことは「庭のある家で暮らしたい」ということでした。
さて、そんな我が家の最近の庭ですが・・・
落葉樹も多いので、冬は少し寂しい印象ですが、その足元では
クリスマスローズ。花がない冬を越え、我が家で最初に咲き始めます。
玄関正面は、落葉樹だけだと寂しい印象になってしまうので、常葉樹も。こちらの足元にもクリスマスローズ。3月頭は2.3個の花しか咲いていませんでしたが、今が見頃ですね。開花が長く、しばらく楽しめます。
キッチンから見るとこんな風に見えます。朝起きてお湯をわかす、そんな時にふと見える木が「今日も頑張ろう!」と元気づけてくれます。雨の日は、葉が雨に打たれて揺れているので、それも風流だなぁ、と思って眺めています。
これ何だろう(笑)ロウバイかな?黄色い可憐な花が咲きます。玄関へのアプローチに植わっているので、毎日子供と眺めながら「いつ咲くかな?」と心待ちにしています。
この後は「ハルイチバン」という名前のツツジが咲き始め、落葉樹の芽吹きが始まり、本当に綺麗な黄緑色の庭に。夏の青々とした雰囲気とはまた違う、やわらかい緑です。忙しかったり、余裕がなかったり、子どもに怒ったり、落ち込んだり。そんな感情が一瞬でゼロに戻るような、自然にはそんなパワーがあるような気がしています。
「庭のある家」は、日常に自然を取り込むことができる、四季を感じる(見つける)パワーが研ぎ澄まされる、植物を通じてコミュニケーションが広がる、子どもと植物を使った遊びができる( 葉っぱに絵具をつけてスタンプにしたり、葉っぱをちぎって色水にしたり)ありきたりの言葉ではありますが、暮らしが豊かになることを実感しています。
さて、今週末に静岡市で開催される見学会も「庭」を重視されたお住まいです。家と同じほどの面積の庭。考えただけで楽しみが広がりますね。庭とリビングの繋がり、キッチンに立った時の庭の見え方、庭の感じ方は人それぞれ。ぜひ見学会に来場して、体感してください。