今週の平成建設+

雪を見に行きたかった 1

世田谷支店でワークショップ開催の件

3月14日(土)に世田谷支店にて「ヘリンボーンのウッドトレイ」ワークショップを開催します。

つきまして、昨年12月になりますが、平成建設世田谷支店にて開催したクリスマスツリーのワークショップの様子をお伝えいたします。当社ワークショップは和気藹々とした楽しいイベントですので、ぜひご参考の上、ご予約ください。

クリスマスと言えば宮下大工。常識ですね。

ワークショップ、まずは宮下大工による工程説明からスタート。宮下大工は大工でもあり監督でもあり、新築もリフォームもどんと来いという多能な職人です。

木、星、そして飾り。

こちらが今回使用するパーツです。

三田村画伯と松平画伯が合作しました。

枝に相当する部分には穴が開いており、そこにプラバンを吊るして飾ります。プラバンは当社スタッフが事前に作成しておりまして、どれもクリスマスらしいアイテムが揃い……

え……なに……これ……

これは松平画伯渾身のイラストですが、中々回収されず「誰も貰っていかないね…」と言っていたそうです。画伯はクリスマスとは何かを今一度確認したまえ。

やはりポイントは飾りですなあ。

お好きなパーツを選んでいただき、ここからワークショップ開始。まずは……

削る!

削る!!

削る!!!!

そして

塗る!

塗る!!

塗る!!!!

(休憩)

組む!

組む!!

飾る!!!!!!

そういたしますと、このような。

塗装するカラーによってガラリと印象の異なるツリーが完成。
皆様和気藹々と、楽しげに製作されていらっしゃいました。

平成建設のワークショップには当社大工が参加しており、木工初心者の方も丁寧にサポートいたします。お子様連れの参加も大歓迎です。
各拠点にて、皆様のご予約をお待ちしております!

雪を見たかったんだ

先日当社SEさんより、青春18きっぷで只見線を乗り倒したお話を聞き、私以外にも物ず、いや、罰ゲ、いや、苦ぎょ

……冒険心溢れる……?

人がいるものだなあと思いました。

1回2,410円ぶん移動すれば元が取れる計算。ちなみに富山旅行のJR交通費は14,630円ほどでした。

冬の青春18きっぷ、富山に行った残りがあるのでこれを消費したい。すでに元は取ってるんですが、夏の切符は消費しきれなかったので今回こそ完走したい所存。

思い出や始まりはいつも雨であることが多い。

出発の日、熱海は雨模様。東海地方は一日中雨と風が強いようですが、これから行く先は午後から晴れるし泊まるところは雪の予報です。

実は正月中どこに行こうか迷っていて、シンプルに「雪が見たい」という方向性だけは決まりましたが、豪雪で知られる只見も南魚沼も今年は暖冬で雪がないとのこと。そんな中、年末に雪が降ったと聞いて長野を再訪することにしました。

去年2回も行ったのに蕎麦を食べられなかったので、今回は蕎麦を食することを第二の目的とする。

寝てる時間ですよ……こんなん……

まずは熱海発 6:49 の東海道本線で富士まで行き、7:45 発の身延線・甲府行へと乗り継ぎます。その後は甲府から中央本線に乗り換え、一路信濃の城下町・松本へ。
だいたい「各停で豊橋(愛知県)」「各停で高崎(群馬県)」「身延線で甲府(山梨県)」あたりが青春18きっぷ乗り継ぎ術の序盤となります。まあ身延線はね、何度か利用してるので慣れたもんです。

(乗り過ごした)

ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ……

なんや富士川て。初めて降りたわ。目が覚めたらよく知らない地名の看板があったので、飛び降り、走って陸橋を渡り、上りホームへ駆け下りて、運よくやってきた上り・三島行きへ乗車。

ふおおおおおおおおおお!!!!

富士駅の乗り換えはギリギリ。走って何とか予定通り 7:45 発の身延線に乗り継ぐことに成功しました。昨日1時30分まで起きてて今朝5時起きだったからね! 寝過ごしてもしかたないね!

身延線の中で空席を見つけて座りつつ、はー……乗り継ぎに余裕のあるダイヤで良かった……朝から嫌な汗かいた……そういう突発イベントはいらんちゅーねん。

だからハプニングで旅を盛り上げようとしなくていい。
素直に松本に行かせてもらえないか。

本数が少ないのですぐにダイヤが戻るかと思いきや、単線なので駅でしか電車がすれ違えず、午前6時の事故の影響が10時近くなっても解消されません。
今回は中央線への乗り換えが30分以上あるので多少の遅れは問題ないのですが。

あめざーざー。

本当に午後から晴れるのか疑わしいぐらいの雨。ところで身延線ってわりと街の中を走っていますよね。飯田線とか高山本線と比べると超・都会レベル。

高山本線と飯田線が対比条件として適切であるかは分からない。

しかし乗客はいない。山梨人は車で移動するのかなあ。ぜひ身延線使ってほしいです。昨年は小さな列車に幾つか乗りましたが、身延線の快適さはトップクラスです。

ちなみに日本海側はレトロな車両が多かったですね。それはそれで旅情があっていいものですが、猪谷駅での乗り換えは異界へと迷い込んだようでした。本当に乗り継ぎ列車は来るのかとか、この列車はちゃんと富山に着くのかとか、古のインターネット都市伝説「きさらぎ駅」を思い出しました。

ここから改札まで新たなる旅が始まる。

定刻より少し遅れて甲府着。

遠い。

改札までひたすら歩く。

絶望的に遠い。

まだまだ歩く。これはアレ、湘南新宿ライン渋谷駅乗り換えみたいな感じと言えば伝わるか。この遠さ、駆け込み乗車を諦めるのに十分な距離がある。

今は餅を買うタイミングではない……

さて、遅れて甲府についたものの、それでも乗り換え時間は20分以上あります。トイレ以外に特にすることもなく……
ああ、そうか、この前見れなかった信玄像でも見に行くか。

相変わらずあめざーざー。

あー、結構ガッツリ雨降ってるなー。濡れずに行けるとこまで行こう……

甲府市民の信玄愛が熱い。

でっか……
ちょっと思ってたのと違うな。2回りぐらい大きいなこれ。

岐阜駅前の信長像。

明らかに信長よりも強そうだな。

武田と織田ってどちらの方が強かったんでしょうね。勝頼が家督を継いだ後、信長と家康が手を組んだ甲州征伐によって武田宗家は滅亡しますが、信玄公の時代は武田のほうが圧倒的に強かったかもしれませんね。

それ以外は特にやることもなく、駅に帰る。
後日「甲府では何をしたらいいかわからん」と山梨出身の相馬氏に言ったところ、「甲府の良さが分かってない」として写真を提供されました。

昇仙峡。

山梨が誇る景勝地、昇仙峡。金峰山信仰と縁深く、多くの修験者が山を登ったそうです。修験者というのは仏教徒の範疇に分類されますが、山岳信仰がベースとなっているので若干神仙風味が漂っています。昇仏峡ではなく昇仙峡なのはその辺の影響でしょうか。しかし電車ではいけんのじゃ。

北口本宮富士浅間神社。

ラフに「浅間神社」と渡されたんですが、富士山周辺には大量にあるんじゃい。一社ずつ確認したところ、おそらく「北口本宮」富士浅間神社であるようです。吉田口登山道の起点にあるため多くの人で賑わう神社ですね。元々は諏訪神社だったとか。その変遷の歴史、めっさ気になる~。

富士花鳥園。

フクロウとベゴニアで有名な富士花鳥園です。相馬君、相馬君、ここは静岡だ。

(くっ…ロングシートか…)

旅に戻ります。入線してきた 10:58 発・各駅停車松本行きに乗車。朝から乗り過ごしたり列車遅延したり散々でしたが、大きなトラブルには至らず、甲府駅で通常の旅程に戻ってよかったです。(フラグ)

余談ですが、去年「初★長野★訪問」と何気なく父に言ったところ「あなたは親族の旅行で昼神温泉に宿泊したことあります」と言われ、その時わりと長野について詳しく調べていたので「えっ、あのトンネル工事中に湯が沸きだしたという昼神温泉に!?」と、広告のような驚き方をしてしまいました。

初手で寝過ごしたせいで、始発→終点乗車なのに眠くならない……

身延線が158分(2時間38分)掛かったので感覚が狂いますが、中央本線にも114分(1時間54分)乗車するので大概ですよね。甲府ではあめざーざーでしたが、車中だんだん晴れ間が覗くように。そして茅野駅を通過すると共に、今度は中央線遅延のお知らせが……

ここが Kanten-Statue(寒天像)のある茅野駅。

また遅延。なかなか予定通りに進まない。うーん、松本で蕎麦食べる予定なんだが。そして大概の蕎麦屋は14時でお昼休みになってしまうのだが。12:52 到着予定なのに遅れて間に合うのか……

昨年から長野で蕎麦を食べようとするとトラブルが続くんですけど、何かあるんですかね。超自然的な組織による妨害工作とか。理由が分からんけど。

幸いにも遅延は10分程度で済み、13時ちょうど、晴天の松本に無事到着。

まつもと~ まつもと~

いやー天気予報通り晴れたなあ。松本での滞在時間は約2時間30分。15:30 発篠ノ井線長野行に乗る予定です。街歩きマップを貰い、コインロッカーに荷物を預けて、それではいざ、念願の蕎麦を食べに行こうぜ!