今週の平成建設

今週の平成建設 4月8日

新元号が「令和」となりましての解説や感想は散々尽くされているので置いておくとして、外務省が海外向けに通達した「Beautiful Harmony」にはうそーんそんなんで伝わるのーと思わず天を仰ぎました。わかりやすさ最優先とは言え、ニュアンスに雅やかさが1ミリもない。

とはいえ、自分自身英語ネイティブではないので、平易な表現に見えますが「Beautiful」や「Harmony」には紐づけられた印象があって、ネイティブの方なら豊かな感想を持つのかもしれず、もやもやしながらもそういうものかな、と言い聞かせています。これは「乙嫁語り」が「Bride’s Story」になった時以来のもやもやです。もや。

明治建設、大正建設、昭和建設と先人たちの社名が残っているように、平成建設も令和の時代を生き抜いていきたいと思います。字面的には建築向きな名称ですよね。平成。平らに成る。整地されてそう。地盤改良必要なさそう。建築費用抑えられそう。

ところで日本人は「ラ行」の響きにかっこよさ(雅やかさ)を感じるそうで、いわゆるラノベやマンガにはラ行の名前を持つキャクラクターが多いそうですが、あまり私は詳しくないので詳しい方はぜひお手持ちの作品で統計を取ってみてください。

いよいよ今週末開催! 静岡市新築住宅完成完成見学会

「毎日の子育てが楽しくなる住まい」完成見学会、いよいよ今週末の開催です!
子育て中のご家族だけでなく、家づくりをお考えの方ならば「自由設計の強みとはこういうことか!」と納得していただけると思います。
ぜひお気軽にお申し込みください。

たとえば、変形敷地での建築をご検討中の方はこちらのポイントにご注目ください。

敷地形状に合わせて居住スペースを斜めに拡張。土地を最大限活用できるのが自由設計の強み!

また、インテリアにこだわりたい方はこちらのポイントにご注目ください。

アカシアの深い色合いの床材は、ナチュラルから和モダンまで何にでも良く合います。素材を選べるのも自由設計の強み!

そして、スペースを活かした収納空間を設けたい方はこちらのポイントにご注目ください。

隙あらば収納! デッドスペースも高低差も、無駄なく活用する間取りの自由度こそ自由設計最大の強み!

住まう方のことを考えながら作られた素敵なお住まいです。
当見学会は予約制となっておりますので、見学をご希望される方は事前にお申し込みください。

静岡市駿河区大谷にて新築住宅完成見学会 開催

2019.04.13~2019.04.14
子育て世代に嬉しい工夫が詰まったお住まいが完成しました。
詳細はこちら

タラセア展 今週水曜日まで

現在平成記念美術館ギャラリーにて開催中の「星野尚 タラセアの世界展」は4月11日までの開催です。
樹種の違いを絵具のように絵画に取り入れた、独特の世界をご覧ください。

木目が美しい「花籠」。

黒犬が描かれた「バイクと犬」。
黒い被毛で立ち耳、中型犬、まあまあ長毛、ぱっと思いつかないな……舞台がドイツなら断耳したシュナウザーか、それともお髭をカットしたスコティッシュテリアか、無限の可能性を持つミックス犬か。

水彩画とも油絵とも全く異なる世界です。ぜひ一度ご覧ください。

星野尚 タラセアの世界展

2019.03.06~2019.04.11
スペインで本格的にタラセア伝統芸術技法を学んだ星野尚先生の、当館で2回目となる展覧会です。美しい木象嵌の作品をお楽しみください。
詳細はこちら

また、次週より「前川正治 木彫展」を開催します。

作品名「エンドレス」。

作品名「舞う」。

曲線は円環を描き、筆運びに強弱をつけるように、太いところと細いところが滑らかに連続します。本来固いはずの木材がしなやかなに曲がり、漆によって深い味わいを生む作品をご鑑賞ください。
「前川正治 木彫展」は4月16日からとなります。

平成藝術賞 受賞作家と受賞作品のご紹介

突然本社に生えてきた木。

ケムリクサかな。

こちらは「2017年 平成藝術賞 工芸部門」を受賞した橋本未帆さんの新作「Breath of life」。実は橋本さんの卒業制作「息吹」も、当社世田谷支店に展示されています。


非常にリアルな作りですが、金属製。よく見ると接合部分が分かりますね。
「Art」の原義をギリシア語まで遡ると「自然と対比される人間の技術」というニュアンスがあります。研ぎ澄まされた Art によって、理想的な Nature を創造する。中々面白い試みです。

去る3月20日、今年も「平成藝術賞」の受賞式が行われました。

「平成藝術賞」は、次世代の美術界を担う芸術家、および研究者の人材育成を目的として2015年に設立され、毎年、日本画、油画、彫刻、工芸、デザイン、建築、先端芸術表現、芸術学の8分野にて、優秀な学生を表彰しています。また、受賞作家の作品を集めた展示会も開催しており、今年は6月1日からの予定です。ぜひ若き芸術家たちの瑞々しい作品を間近でご覧ください。

今週より受賞作品をご紹介していきます。まずは「デザイン」「工芸」の受賞作品のご紹介です。

デザイン

芹澤 大輔さんの作品「from drawings」。
丸は球体、四角は立方体。
ドローイング ―素描― が質感と立体感をもって形を成す、一つ一つの造作ではなく空間全体のデザイン作品です。

形状、大きさ、色、配置による視覚的な心地よさを鑑賞する作品。

球体の素材はコンクリートだそうです。過去の受賞者の中にも、硬いもので柔らかいものを作った方がいますが(2015年/「ことぶき」)素材のアンマッチによる「ずれ」も心地よいということでしょう。
2Dのデザインから3Dのデザインへ、軸が一つ増えると情報量が各段に増えて難易度が増します。
x軸とy軸までは行けたけど、z軸が出た瞬間に数学を放棄したことを思い出す。

あの球体も面積を求められている気がしてきた。
視覚的な刺激という意味では、鑑賞者の脳波をAIに学習させれば、デザインとしての最適解を導き出してくるんですかね。しかしAIがデザインしたものは反応の最適解であって、芸術作品ではない気がしますねえ。

工芸

小林 あか里さんの作品「過ぎゆくひと」。
毎年工芸作品は様々なマテリアルが出てきますが、こちらは乾漆の作品。
この「ひと」は固定されているので、「過ぎゆくひと」というのは、この像の前を行き交う「ひと」のことだと思います。つまり鑑賞者たちのことです。

座るというよりも凭れ掛かる感じ、中途半端な高さのもの、例えば駅前の花壇かガードパイプ、公園の車止めなんかに身体を預けて喧騒を眺めているのでしょうか。

まあ、嬉しそうではないわな。
かといって哀しそうでもない。
悟りというほど崇高でもない。
忘我かな。

そう思ってもう一度全体のフォルムを見ると、かなり無理な態勢なのにどこにも力が籠っていない表現が見事です。踏ん張っていないから転んでしまいそうで、見ていると腰のあたりがぞわっとしますね。

しかし駅前にこの人いたら怖いな。地縛霊見えるようになっちゃったかと思うな。たぶん。

余談ですがNature の反意語としての Art の存在は、大学の授業で、アートネイチャーという造語が如何に面白いかを力説した教授がいたので覚えていました。何の授業だったのか覚えていませんが、なんでその企業名を例に出した? と思わず疑惑の視線を頭髪に向けてしまったのでよく覚えています。わりと記憶ってそういう…どうでもいいところの方が引っかかったりしますよね。

来週は「日本画」「油画」の受賞作品をご紹介します。

未来の大芸術家たち展

2019.06.01~2019.07.06
5回目を迎える「平成藝術賞」受賞作家たちによる作家展です。
詳細はこちら

ワークショップ 4月・5月のメニュー更新しました

沼津市の netsugi café では4月のイベントが「寄木アクセサリー」に決定しました!
今までのラインナップに、ご要望のあった「カフス(カフリンクス)」「ネクタイピン」の2種類が加わり、パワーアップしております。

ちょっと早いですが、父の日のプレゼントに如何でしょうか! 
通常のアクセサリーはひとつ 500円ですが、「カフス」「ネクタイピン」の2種類は 1,000円 です。また、この2種類は金具の数が限られているため、ご希望の方はお申し込みの際に「カフス / ネクタイピン」が幾つ必要かお知らせください。
ブローチ、ヘアゴム、ネックレス、ピアスは在庫がありますので、ワークショップ当日に必要な数をお申し込みください。

そして5月のメニューが「青森ヒバのまな板」に決まりました!
こちらは幅25cm、厚み2.8cmの高級材「青森ヒバ」の一枚板を好きな長さにカットしていただけます。キッチンの収納サイズに合わせてご利用ください。

材を適切な長さにカットした後にかんな掛け、そして焼き印を施して完成です。
受講される方はご自宅のまな板も薄削りできますので、木のまな板をお持ちの方はぜひ受講当日にご持参ください。

ワークショップ netsugi café からのお知らせ

2019.4~2019.5
「netsugi café」4月は「寄木アクセサリー」5月は「青森ヒバのまな板」です。
詳細はこちら

本社工事に伴い、沼津ショールームからのお願い

現在、平成建設本社では一部社屋の建て替え工事を行っています。工事中もショールームは営業しておりますので、ご来場の際は下記地図をご参照の上、県道380号線から左折してご来場ください。

県道380号線からの右折入庫は大変危険ですのでご遠慮ください。
ご迷惑をお掛けしますが、何卒宜しくお願い致します。

沼津ショールームより ご来場者様へのお願い

2019.03
本社の一部社屋の建て替え工事に伴い、南側隣接道路からの左折入庫をお願いしております。
詳細はこちら

突撃じぶんの朝ごはん~沼津モーニング巡り~

沼津はモーニング文化が根付かない土地柄なのか、今までチェーン店ばかりだったんですが、今回は個人で経営されているお店をご紹介します。超貴重です。

んんん。
よく見ると「とん」「ちん」「かん」。
看板にも書かれているように、とんちんかんさんはハンバーグ専門店。私も一度ランチをいただいたことがあるんですが、たくさんハンバーグの種類があってどれにするか凄く迷いました。
朝からハンバーグがあれば食ってやろうぞと思っていたんですが、残念ながら(?)極めて常識的なメニューとなっておりました。

良心的な価格!
何にしようかしら。やっぱり洋食屋さんだから、ベーコンエッグとかが良いかしら。それにトーストが一番上ってことはパン推奨てことよね。
よし決めた!




















迷わずおにぎりセット ¥350 を選択。

いやー。もう本当、
パン飽きた。
ごはんくれ。

こちらは見た通り素朴なお味で、自宅で食べるご飯のような安心感がありました。おにぎり味噌汁漬物ですよ。安心しかない。
コンビニのおにぎりも美味しいですが、やっぱり料理として温かいものが出てくると一味違いますね。

ところでこれ店内のご様子なんですが。

おしゃれよな……
下手なカフェの数十倍はおしゃれよな……

しかしこの席、窓辺でボックスシートで程よく閉塞感があって凄く素敵なんですが、近くに交差点があるせいで目の前の道路(162号線)で信号待ちの人とめっちゃ目が合う。「あ、おにぎり食べてる」みたいな感じで凄い見てくる。
負けずに私もおにぎり食べながらガン見してやりました。
たぶん引き分け!

それでは今週もよろしくお願いします。