先週末、沼津市にて開催された「This is Numazu」にねつぎカフェが出張いたしました。
ワークショップは好評だったのですが、製作時間が60~90分かかってしまい、たくさんのお客様をお待たせしてしまう面も。今後の出張ワークショップではなるべくたくさんのお客様に木工を愉しんでいただけるよう、更にブラッシュアップしてまいりますので、引き続き宜しくお願いします!
今週末は駿東郡清水町にて住宅完成見学会が開催されます。連休を含む3日間開催ですので、ぜひご来場ください。
ねつぎカフェでは「木のスプーンをつくろう」ワークショップの参加者募集中。9/2開催回に参加したレポートを掲載しておりますので、参加をご検討されている方は参考にしてみてください。
そしてねつぎスクール秋季の募集も始まっています。こちらは椅子でも机でも収納ボックスでも踏み台でも、何でも「作りたいものを、大工と一緒に」作ることのできる木工スクールです。本格的な木工に取り組んでみたい方はぜひご参加ください。
敬老の日には平成建設の見学会へ!
今週末の9月16日、17日、18日の3日間、駿東郡清水町にて新築住宅完成見学会を開催します。こちらは予約不要のオープンイベントですので、ぜひ皆様お誘いあわせの上ご来場ください。
今回は現地にて「最新の窓セミナー」を開催しております。高性能の窓、その特徴についてどうぞお気軽にご質問・ご相談ください。
早速ですが、数枚の写真と共にお住まいのご紹介をさせていただきます。
こちら、お住まいの玄関となります。ベビーカーや自転車などを置けるスペースを設け、広々とした印象。
玄関は暗くなりがちですが、袖ガラスが光を透過するので非常に明るいのも特徴的。
リビングは高さを感じる折り上げ天井とし、化粧梁を5本配置してアクセントに。
こちらはご家族が使われる予定の収納ボックスやプリンターに合わせて大工が製作した棚です。収納棚はスタディコーナーへと連続しています。
ご家族の構成が変わっても柔軟に対応できるよう、2階は将来的に二部屋へと仕切れるようなレイアウトとしています。
性能の良い建具で、四季を心地よく過ごせる家。
敬老の日を含む3日間の開催です。ぜひお気軽にご来場ください。
9/16~18 清水町堂庭にて 新築住宅完成見学会 開催
2017.09.16~09.18
濃紺の外壁と木目調の玄関引戸の組み合わせが親しみやすさを感じさせる外観のお住まいです。
詳しくはこちら
木のスプーンを作ろう潜入レポ
先々週末になりますが、やはり一度ぐらいは自分も経験するべきかと思い、ねつぎカフェの「木のスプーンを作ろう」に潜入してきました。
今回は木くずが沢山でるとのことでエプロン装着が推奨です。エプロンはねつぎカフェにてご用意しておりますが、マイエプロンでないと本気が出せないという方はご持参ください。
そしてこちらが今回使う道具たちです。
〇小刀
木を削るのに使います。
〇木工やすり
木を削るのに使います。
〇彫刻刀
木を削るのに使います。
〇紙やすり
木を削るのに使います。
道具から察するに、今回のメニューはひたすら削る作業と了承した。
昨年プレオープンの際には、一枚の板からスプーンの形を削り出すコースも試したんですが、2時間で完成させるのは厳しいということが判明。今年はこのように「だいたいスプーンの形」から、理想の形を削り出す工程になりました。その代わりと言っては何ですが、サイズが4種類に拡張しております。小さなデザートスプーン、通常サイズのスプーン、大きなサーヴィングスプーン、そして茶さじが製作可能です。
一応レポなので、皆様の参考になるようにスタンダードなスプーンを製作することにしました。
「オークの木、アカシアの木、ダークオークの木、シラカバの木?(マイクラ脳)」
「タモ、ケヤキ、ウォルナット、メイプルです」
「アカシアにしようかな」
「ケヤキだって」
結局タモを選択。見た感じ地味だけど油を塗ったら印象が変わる気がする。オークの木材ブロックも地味だけど使い勝手がいいしね……
今回ご用意している樹種はすべて「堅木」、字のごとく堅い樹種です。
工程としては、まず小刀や木工やすりで大まかな形を整え、彫刻刀でスプーン内部を彫り、最後に紙やすりで目を整え、天然油を塗って終了。小刀の扱い方は大工さんが教えてくれるのでご安心ください。
そして大きな面の整形は大工の指導のもと、電動器具を使って加工することもできます。今回サーヴィングスプーンを製作された方は、削る面が広いため電動器具を使用されていました。やはり2時間という縛りがあるので、デザートスプーンと同じようにはいかないようです。
私もスプーンのくびれのところを少し削って貰いましたが、こだわり派の方はぜひ小刀で削り出してください。
大工さん曰く「怪我にはよくよく気を付けてください」。刃物の先に手を置いてしまい、勢い余ってざっくり! という事故が起こりやすいとのことです。ですので、今回はこのようにクランプを使って削ることが推奨されました。写真はクランプの使い方をデモンストレーションする小山大工。
木目の流れに沿った方向を「順目」、逆らう方向を「逆目」と言いますが、節があるとどこかのタイミングで順目と逆目が逆転するんですね。逆目に刃を使うと刺さってえぐれるので、そういう時は材を持ち替えて逆方向から削る。
一通り試してみたんですが、私は木工やすりよりも小刀で削る方が向いていたので結局刀一本で削ることにしました。
今回、スプーンを製作するにあたり、「概念を形にする」という決意がありました。本来スプーンというものは「平べったいもの」です。しかし私の中で「木のスプーン」というのは、ハイジがシチュー食べてるときに使うアレです。使い勝手を考えるのではなく、武骨で彫りが深い「木のスプーン」という概念を形にしたい。概念の立体化。概念の立体化です。
で、
一時間後の姿がこちら。
作業全カット。いや、途中で撮るの忘れてた。
希望者はこの段階でスタンプを押すことが可能です。私も押してみたところ曲がってしまった……ので、
「削って?」
「はーい」
削れます。が、何回もやるとだんだん凹んできます。
その後はクルミ油を塗って完成。
クルミ油は乾性油といい、空気に触れると固化する性質があります。乾性油は仕上げ材として広く使われていますが、半乾性油のサラダ油や不乾性油のオリーブ油は、塗布するとベトベトしてしまうため、お手入れには向いていないとのこと。木製カトラリーのお手入れには乾性油をご使用ください。
お手入れだけに油一本買うのは…という方は、クルミを買ってきて潰して、その油分を塗る方法でも良いそうです。そりゃそうだ。100%クルミ油だ。
ここで、同日私と同じサイズのスプーンを製作された方の作品をご紹介。材はケヤキです。
どうですかこの出来栄え。滑らかなライン、美しい木目、鮮やかな色。ファビュラス!
クロマニョン人の食器と比べたら天と地ほどの開きがあります。
材がウォルナットだから余計に発掘された感がするんだコレ。
そして私が作ったタモのスプーンがこちら。
色変わりますね。油塗ると。
ケヤキのスプーンと同じ形から削りだしていますが、完成したイメージは全く違います。やはり作り手一人一人が抱く「スプーン」のイメージが異なるからでしょう。
ちなみにアイキャッチに一緒に写っているのは、小山大工製の「茶さじ」です。このように彫り跡を残すのも可愛いです。
2時間でつくる手作りスプーン、皆様も如何でしょうか。時々は油を塗って、お手入れしながらずっと使い続けていく世界で一本だけのスプーンです。
残席僅かです!
ワークショップのお知らせ
2017.Sep
netsugi café では定期的にワークショップを開催しております。初心者の方やお子さま連れの方でも楽しめる内容となっております。9月10月は木製カトラリー制作です。
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参加者募集中! 狩野川にてカヌー駅伝
今年もやります、狩野川カヌー駅伝! 平成建設も参加予定ですので、ぜひ近隣の企業・自治体の方々、あるいは教育施設やご友人グループの方々、みんなで何かやってみたい方、そして河川敷でBBQをやりたい方、一緒にパドルを漕ぎましょう!
参加には費用がかかりますが、河川敷での観戦や応援は無料ですので、観戦目的の方もぜひお気軽に足をお運びください。一緒に盛り上がりましょう!
参加希望の方は、下記公式サイトよりお申し込みください。
10/1 沼津かのがわカヌー駅伝大会
2017.10.01
一人乗りのシーカヤックを4人でリレーする「かのがわカヌー駅伝大会」。観覧・応援は無料ですので、まずは会場の空気だけでも知りたいという方はお気軽に河川敷までいらしてください!
詳しくはこちら
それでは今週も宜しくお願いします。
先々週の平成建設
スプリンクラーの点検
8月中の出来事ですが、ちゃんと稼働しているかの確認がありました。あちこちにあるので大変です。