平成建設の新たな拠点が、静岡県駿東郡清水町に誕生しました。
従来、一つの大空間として計画されることの多いオフィスですが、この建築では敷地の形状に合わせて４つの棟に分断し、それらを「つらねる」ことで再統合。
周囲の環境を取り込みながら、住空間としてここちよい「住宅スケールのオフィス」としています。
正面ファサード。来訪者はアプローチの飛び石を踏み、棟の隙間のエントランスに吸い込まれていきます。
オフィスから漏れる光によって、陽が落ちた後は建物の連続性がより一層引き立ちます。豊かな湧水に灯りが落ちてゆらゆら。光がたゆたう美しい夜景。
「働きの場としての住処」においては、リビングに相当する広間。大胆な開口により周囲の自然を借景しています。開放感があり、外部と一体化した半屋外のような空間。
こちらは昼景。建物裏面。豊かな自然の中で異素材が不思議と調和します。
洗い出しのエントランスは非常に広々とした空間。上階を吹抜けとすることで、明るい光が降り注ぎます。
ひとつの建物ですが、壁によって異なる棟であることが印象付けられますね。
広間の床は鉄平石とモルタル仕上げ。同素材で外部と繋がり、半屋外空間が強調されています。一見すると土間のようですね！
エントランス上階には打ち合わせスペース。視界を遮らないよう仕切りにはガラスを採用しており、必要に応じてロールカーテンで目隠しが可能です。
晒竹天井の色を変えた打ち合わせスペース。
テラスでの打ち合わせも可能です。森と水を眺め、風を感じながらの打ち合わせなら、クリエイティブな案が浮かぶかも？
世田谷支店同様、アトリエのトイレもデザインが異なります。
アトリエは棟ごとに天井の仕上げ方法を変えています。ご来館の際はその点にもご注目ください。
