男の隠れ家に、似合う椅子 | 平成建設オフィスブログ
インテリアコラム

男の隠れ家に、似合う椅子

何故、多くの男性は「隠れ家」を持ちたがるのか。

日頃お客様のご要望をお伺いする中で、男性の叶えたいことにかなりの確率で挙がるのが、書斎という名の隠れ家の実現です。
オープンスペースに設ける場合もありますが、事情が許せば個室、がどうやら本音の様。
面白いことに、女性が専用スペースを必要とする場合は、あまり「隠れない」場所を望む事が多いように感じます。

一説によると、家の中のルールを決めているのは多くの場合女性で、それに合わせて生活している男性は無意識に「自分の場所ではない」と感じている可能性があるのだとか。
それ故書斎を望むのは、一か所だけでも自分の好きに使える場所を求める深層心理が働いてのことかも…と。
(男性の皆様、如何でしょうか?)

性別によって求める空間の違いについて、も大変興味深いテーマですが、今回のコラムでは男性の憧れ、隠れ家スペースにフォーカスしたいと思います。

「隠れ家」はミニマム・コンパクトがマスト!?

広くスペースを取れるお宅でも、書斎はコンパクトという事例は意外に多いのです。
その理由をお伺いしてみると、「落ち着くから」のお声が断トツでした。
個人差もありますが、男性は比較的プライベートスペースにお籠り感を求める方が多いのかもしれないですね。
自分の為だけに設えられた空間で、心ゆくまでひとりの時間を過ごす。
想像するだけでシアワセな気持ちになってしまう方、きっと沢山いらっしゃいますよね。
其処に必要なのは、お気に入りの椅子やソファ。
これがあれば、もう何も言うことは無い筈。
それでは、「男の隠れ家」に合わせたい椅子をご紹介します。

正統派でスマート、出来るビジネスマンを演出 Hans J. Wegner /GETAMA GE34

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空港のロビー用にデザインされたソファで、かっちりしたボディ、隙の無いデザインが魅力。
質の高いクッション材が座った時の圧力を分散させて、ベンチの様な硬質な座り心地を生んでいます。
北欧・デンマークを代表するデザイナー、ハンス・J.ウェグナーの高い要求に高度な技術力で応え続け、数々のロングセラーを生み出してきた GETAMA社の名品です。
世田谷支店2Fに展示がありますので、座り心地を試したい !という方は是非ショールームへお越し下さい。

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鍛え抜かれた細マッチョ? しなやかラインでセルフマネジメント能力をアピール Poul Kjaerholm/PK22

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肉薄なボディに優美なラインを描くスチールの脚を持つ、ポール ケアホルムデザインの20世紀を代表する名作椅子のひとつ。
特筆すべきはその座り心地で、適度な弾力がリラックスしながらも良い姿勢を保てる、ルックス・機能共に高得点のラウンジチェア。

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存在がArt ハイエンドな大人の魅力 Finn Juhl/ Model 45

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「家具の彫刻家」フィン・ユールの代表作のひとつ。
世界一美しい肘掛けを持つ椅子と呼ばれ、複雑な三次曲面、座面や背もたれがフレームから浮遊して見える難しいデザインを実現させた逸品。
理性と知性を兼ね備えたオトナの男性にこそ似合うチェア。

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番外編・ 上級者向け!? オリジナルとは対極、ファンタジックにイメージチェンジ Jaime Hayon/Lounger

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ハイメ・アジョンが「今までの常識を覆すデザイン」をコンセプトに掲げるBD Barcelona DesignのためにデザインしたSHOWTIMEコレクション。
チャールズ&レイ・イームズの不朽の名作を大胆にリデザイン、自身の世界観を全面に押し出したこのラウンジチェアをさらりと使いこなせたら、かなりのインテリア上級者と言えるのでは。

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職業柄、どんな椅子(インテリア)がお勧めですか、と聞かれることが多いです。
言うまでもなく建築や内装材とのコーディネートは大切ですが、私が必ずチェックしている視点をひとつご紹介します。

 

「その椅子(インテリア)は、貴方を魅力的に見せてくれていますか?」

 

主役は建築でも家具でもなく、その空間の主なのです。
お洒落な空間を作ることが目的ではなく、心から寛げてご自身の生活のクオリティを高めることがインテリアアイテムの本来の役割ではないでしょうか。
気に入った家具を見つけたら、家具と一緒に写真やムービーを撮って貰ってみてください。
第三者の視点でチェックしてみると、新たな選択基準を発見できるかもしれません。