壁についての豆知識 | 沼津SHOWROOM通信 -平成建設沼津ショールームブログ-

壁についての豆知識


先週の平日は建築中の数現場で壁紙クロスを貼る一歩手前の工程を見てきました。
   
  

   
こんにちは。営業部の相田です。

弊社の大工がしっかりと且つきれいに貼ったプラスターボード
(壁紙の下地となる材です)
  
写真をよく見ていただきますと壁や天井に「丸い点々」がライン状に・・
 
これらはプラスターボードを柱などに貼り付けるためのビスです。
 
 
そしてきれいに貼られているので見えにくいですが、プラスターボード同士には継ぎ目部分があります。
 
この2つをそのままにして壁紙クロスを貼ってしまいますと壁紙がボコボコになってしまいますのでパテで埋める仕事が必要となります。
  
   
見に行った現場では職人の方がパテ埋めをする作業中でした。

パテを埋め→乾燥→平坦になるように削る
 
粉まみれになりながらきっちりと、
 
壁や天井のクロスがきれいに貼れ、長い年月に渡って美しさを保てるようにするための地道ですがとても大事な工程です。

2階はパテの作業がとてもきれいに終わっておりました。

   
現場にはクロスが既に納品されており、これからがいよいよ工事全体の仕上げの作業となっていく訳です。

この時期からはお施主様と設計士がお打合せしたことがより鮮明に形となって見えてきますので、日々の工事が進んでいくことが楽しみでなりません。
   
   
 I様、完成を楽しみになさっていてください!!

   

     

  
  
   

ここで現場を見て思い立ったので壁についての豆ネタを・・・。

この前にテレビ番組でやっていたことを展示物で実験をしてみたお話です。
 
賃貸マンションなどで壁に穴をあけられないけどポスターを貼りたい時のアイデアでした・・・
  
     
どうするかというと

   
100円ショップなどでも手に入る強力なタイプの磁石を準備して・・

    
まず磁石を壁にくっつけて(マスキングテープや養生テープなどの壁を汚さないもので)


それに磁石を付けるようにして ポスターを貼ればというものです。

正直な感想としては、壁を汚さない両面テープや粘着シールは色々売られておりますのできれいに貼るにはそちらの方が良さそうな気がします・・。
  
   

   
次にポスターのように軽い物では無く、壁に鏡や時計、絵画など重たい物を壁に掛けたい時にどうするかというのお話です。

プラスターボードは石膏などで出来ており、釘やビスが簡単に抜けてしまうのはご存じの方も多いのではないでしょうか?
  
これは壁に一般的によく使われている12.5mmの厚みのプラスターボードがビスなどが引っ掛からなかったりボロボロとクズレてしまうからです。
  
  
   ⇩以前に何も考えずに購入して失敗したL型のフック 
         ダメな訳だ・・・。

   
  
重たいものが落っこちてきては危険ですので荷重に耐えられるものを選ぶ必要があります。
 
100円ショップのダイソーさんに磁石を買いに行ったらプラスターボード(石膏ボード)壁にピンを斜めに3本打つタイプで約5㎏の耐荷重のものが売っていました。           
           ⇩ 

     L型フックのリベンジで購入してみました

  
こういった物では不安とか   
家具の固定や、取付部分に力が加わってしまうロールスクリーンやカーテンの固定したいという場合には

プラスターボードの奥にある柱などの木部に直接固定してあげる必要があります。
  
  
でも
家が完成してしまうと壁紙やプラスターボードの奥の柱の位置は判らないですよね。。。
 
そうした場合にはホームセンターに行って『下地探し』や『下地センサー』を買えば確実なのは分かっている。
ただ「針で何ヵ所も壁に穴をあけて探す『下地探し』はちょっと嫌だし、今回1ヵ所取り付けるが今後滅多には使わないのに1000円や2000円以上を払って買うのもな~」
という方向けのお話です。

多くの建築(特に木造住宅)でプラスターボードはビスにより柱や間柱といった木部に固定されます。
(平成建設の家はビスの間隔もきれいで、そして多く打たれております。社員大工職人の手抜きの無い仕事が垣間見えます)
  
  

このビス部分には磁石がくっつきますので、

壁紙の裏に磁石の反応する場所≒木部の下地となる訳です。
念のために固いもので叩いてみて音の反響の違いがあるかのご確認もなさってください。

  
  
持ちやすいので強力タイプの磁石をパッケージから外さずにビスの位置を探るのがおすすめです。
実際にショールームの壁で試してみますと・・・

            ↑と↓にあるということは・・

      ↓このラインで下地がありそうだなということです。

110円(税込)の出費で柱などの下地の位置が推測可能なのです。
    
     
     
    
  
釘やビスなどを木部に打つ場合のご注意点を、
 

先程のお話通り、プラスターボードは薄いものでも9.5mm、壁には12.5mmを使うことが多いと思います。
 
釘やビスはその厚み以上の長さで取り付けるものに見合ったものをご使用ください。

 
それと壁の中には電気配線があったりします。
    ⇩

コンセントやスイッチ近くは危険ですので避けてください。

ご不安なお施主様は担当者へご相談くださいね。
  
   

「家を建てて賃貸住宅では無くなったのだから、気兼ねなくドンドン壁に穴をあけても良い」
という方は少ないと思います。

下地探しの為に壁を叩いてもいまいち自信が持てず、ひたすら叩き続けていたところを家族に見られ
「本当に任せて大丈夫?」
と心配がられてしまった苦い過去がある私からの豆知識でした。

在来軸組工法の木造住宅にお住まいの方は機会がありましたら是非お試しください。 
(2×4工法や鉄骨造の住宅では出来ないかもしれません)

建築ご計画前でしたら『磁石がくっつく壁』を必要なところにつけることをおすすめしたいです。
沼津ショールームにて現物をご覧いただけます!

ご来場をお待ちしております。

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