雑記

魅せる照明

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関東地方は梅雨が明け、いよいよ夏本番ですね。昼間ちょっと外に出るだけでも暑さに身体が驚くほど。この季節、いつも以上に外で働いている現場の人たちには頭が上がりません。

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地元茅ヶ崎では夏の到来を告げるお祭り『浜降祭』が開かれ、早朝からたくさんのお神輿が海へと向かいました。世間の祝日、連休とは関係のない勤務体制の私は例年通りお仕事でしたが、早朝に聞こえてきた神輿を担ぐ『どっこい』の掛け声と出勤時に担ぎ手さんと思われる方たちを見かけ、お祭り気分だけは味わうことができました。写真は浜降祭の前日、地元商店街の酒屋さんを撮ったもの。お祭りへの熱量が伝わる手書きのポスターが閉店したお店の建具を使って飾られていました。普段からおじさんが一升瓶などのラベルに筆を走らせ、素敵な文字や絵を入れてくれる酒屋さんなのですが、大きな紙に筆をつかった勢いのあるイラストはラベルとは異なる大迫力!照明の演出がよりポスターの良さを際立たせ、いつも何気なく通るお店前の舗道を“魅せる”空間へと変えていました。

住宅でも絵の入った額や美術品、花器など“魅せる”演出に照明は欠かせません。

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こちらのお宅で正面の飾り棚を照らしているのは、光源を動かすことができるユニバーサルタイプのダウンライト。壁に絵を飾るときは角度を上げて、棚に美術品を飾るときには角度を下げて、魅せ方に合わせて光源の位置を微調整できるユニバーサルタイプの照明器具は飾る空間にぴったりです。

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同じ“魅せる”でもこちらは美術品ではなく、建具を”魅せる”ための照明です。扉裏に設けた収納空間に設けたダウンライトですが、アンティークガラスの特徴的な柄と色味を際立たせるため、照明器具をガラスの位置に合わせて取付ました。ガラスがひとつの照明器具として映るよう照明を使って演出しています。

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部屋を明るくするためだけではなく、演出のためにも欠かすことができない照明器具。お気に入りの品にあった”魅せ方”ができる照明器具を探してみるのも面白いのではないでしょうか。