1月からブログをスタートした、登戸駅前のオーナー住宅・店舗併用賃貸マンション「ロッソペレンネ」。6月末に無事竣工を迎えました!最終回は竣工写真をご紹介いたします。
目の前が更地の今だから見られる、マンション正面からの全景です。登戸駅前の開発により周辺にもマンションや商業ビルが立ち並ぶ予定ですが、まだ工事中のところが多く、かなり目立っています!
竣工写真ご紹介の前に少し工事中を振り返って、職人たちの写真です。上はコンクリート工事中の現場にて、多能工の市橋と営業の石田。下の写真は木工事を手掛けた大工の鈴木と高橋。平成建設の職人たち、笑顔が素敵ですね!彼らによって頑丈で質の高い賃貸マンションが造られています。
それでは、竣工を記念して建物をご紹介いたします!設計士のコメントと共にご覧ください。まずはエントランスです。
設計士より:「ご提案当初は、効率性を考慮しガラスで囲われたエントランスホールを建物奥に配置していました。 ご契約後お施主様とお打合せしてく中で、エントランスの設えを前面道路から窺い知れるよう、ホールを建物手前に配置し、エレベーターホールへの囲われたアプローチを設けました。 この経緯により出現した奥行きのあるアプローチ空間を、お施主様からの発想で絵画を飾る回廊空間とすることで、単調になりがちなアプローチを華のある空間へとすることができました。」
「エントランス内は細長いアプローチとなるため、エントランスの庇に用いた特徴的なボーダータイルをエレベーターホールまで張り伸ばし、加えて上部を間接照明で演出し、タイルの特徴でもある煌めき感のある表情を照らし出しています。」
「エントランスホールを道路面に配置した結果、エントランス脇の避難導線に屋内駐輪場も併せて配置しました。 裏口的な機能と法的要件から、華美にはせず、機能的に仕上げています。奥まった場所にあるため暗くならないようピロティとし、エントランスとは対照的に明るめの色調でまとめました。」
「計画の初期段階からお施主様の構想として、『受け継いでいく 』 という思いがあり、 そのシンボルとして旧ご自宅にあった百日紅(サルスベリ)を移植することが決まっていました。 そのため、我々もお施主様も建物名を考える際、シンボルツリーである百日紅をモチーフとすることが自然と思い浮かび、館銘板にもアクセントとして取り入れています。」
「和モダンをテーマに、お施主様がお選びになった赤茶色のタイルが映える外観デザインとしました。建物全体で使い勝手や配色などお施主様と打合せを何度も重ねて、完成に至りました。 完成見学会の際には、お施主様自らが最上階のご自宅部分の説明をされている姿を横で拝見しながら、ご要望を叶えた建物ができたのかなと、嬉しく感じました。」 (以上、設計士より)
ちなみに、撮影時期には可愛らしいアジサイの花が咲いていたのですが、こちらもお施主様の旧ご自宅から植え替えたものだそう。 今年はアジサイを見に行けなかったので、きれいに咲いているのを見つけて癒されました…!お施主様はもちろん、マンションにお住まいになる方にとっても毎年の楽しみになるのではないでしょうか。以上、竣工写真のご紹介でした!最終回までお付き合いいただきありがとうございました。
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