前々から気になっていた中川ケミカルのCSデザインセンターに行ってきました。カッティングのCとシートのSで“CS”です。カッティングシートのショールームです。2015年に原研哉氏監修の下、新しくなった新色のカッティングシートが展示されていました。原研哉氏は、きっと皆さんもご存知の無印とか蔦屋書店のディレクションされている方です。
実は原研哉さん、平成建設も採用している、SE構法のビジュアルイメージやロゴもディレクションされていました。ちょっと驚きです。
壁やガラスだけでなく、机やいす、床に貼られたカッティングシート。使い方次第・組み合わせ方次第で多様に空間を表現することができます。病院や、店舗でもよく入り口のガラスのところに開館時間や、電話番号などカッティングシートで貼られていますが、そういった使い方はもちろん、工夫次第でとっても楽しいことができそうな。カラフルな色だけではなく、透明度のちがうものや、表面のテクスチャがザラッとしていたり、ミラーのように光るもの、本当にいろいろな種類があります。
このふしぎな浮き出るドット。これもカッティングシートを組み合わせて表現したもの。
仕組みはこうです。LEDを埋め込み、その上に黒いカッティングシートのドット。その上に光が透過する白いカッティングシートを一枚。本当にたくさんの効果や色のあるカッティングシート。どう使うか、そのアイディアやひらめきが重要です。平成建設でも、医院や、店舗などの設計施工を行っていますので、看板や、館銘板などカッティングシートが活躍することもしばしば。アイディア次第ではプラスアルファの空間を演出できそうです。
こんなものも。フレークシートと呼ばれるこのカッティングシートは、なんと1シートずつ手作りで緑青(ザラッとしてます)と鉄錆(サビのつぶつぶがびっしりと)を表面に加工しています。金箔なんかもあります。プリントではないですよ。そしてこのシートがマシーンカットできるので、例えば小料理屋とか居酒屋の店名なんかに使用するのはどうでしょう。もうすぐ春ですし、春色のカッティングシートで模様替えを楽しんでもいいですね!
敷地高低差を活かしたシンプルスキップフロアの家
2016年3月5日(土)6日(日)
10:00~16:00 予約制
会場:神奈川県川崎市
見学会サイト