平成建設の家づくり

伊勢原の家⑦「シロアリに負けない!ホウ酸で隅々まで防蟻処理」

平成建設では、基本的に施工する全ての木造住宅でホウ酸による防蟻処理を実施しています。伊勢原の家もしっかりと防蟻処理を行いました。シロアリは、基礎コンクリートのクラックや床下の換気口・配管貫通部などから、あるいは飛来したシロアリの羽蟻が開口部や各所の隙間などを潜って侵入してきます。万一、このような経路から建物内部にシロアリが侵入してきた場合でも、ホウ酸の効果により木材が食べられる被害を最小限に抑えることが期待できます。

別の現場の防蟻処理の様子。ホウ酸をすべての木部に散布します。

ホウ酸は、野菜や果物、海水や土などにも含まれる栄養素の一種です。自然素材なので、人体に安全で部屋の空気も汚さないため、シックハウスの心配もありません。施工する人にも、住む人にも優しい素材です。また、木材のわずかな水分に溶け込み、内部まで深く浸透するため、高い防蟻性を発揮します。さらに、一般的な合成殺虫剤のように揮発や蒸発による消失がないため、防蟻効果がより長持ちします。

まだ取り付けてない部材にもしっかりとホウ酸を散布し防蟻処理を。

基礎の横材(土台)にもしっかり散布。見えなくなってしまう場所ですが、しっかりとシロアリ対策。

既存建物の調査などで実際にシロアリの被害を目にする機会もあり、シロアリの特性について詳しいリフォーム工事の担当者にうかがいました。

Q.リフォームの現場に行くとシロアリは発見されますか?

パッと見ではシロアリの姿を確認できない場合もありますが、点検や解体を進めていく中で、シロアリが見つかる場合があります。もしシロアリが目に見える場所に姿を現していたら、広範囲に被害が及んでいるかもしれません。

リフォーム工事中に見つかった、既存住宅のシロアリ被害事例

Q.シロアリは湿気の多いところが好き?

確かにシロアリは暗く湿気の多い場所を好み、古い家屋の床下のジメジメした箇所などが被害に遭うことが多いですが、乾燥しているからといって油断は禁物です。最近はアメリカカンザイシロアリという、乾燥した木材にも生息する外来種のシロアリも日本国内での生息が確認されています。

Q.どうすればシロアリを防ぐことができるでしょか?

平成建設の家はホウ酸散布による対策と合わせて、基礎には気密スペーサーを設置し害虫の侵入を防ぐようにしていますし、基礎内部は24時間換気ができているので、シロアリ対策はできていると考えてよいのではないでしょうか。それでも窓を開けていたら、偶然ヒューっと飛んできて自然に侵入してしまう可能性も決して0ではないですが。

Q.定期点検も大事ですね。

そうですね、時すでに遅しにならないように、最低でも5年に1度は点検をおすすめします。

基礎周りからのシロアリの侵入が無いかどうかは、シロアリの通り道である『蟻道』が作られていないかどうかが重要な点検項目です。家の周りや床下を見て、基礎の立上り等に土などで作られた『蟻道』が見つかったら要注意です。また、アメリカカンザイシロアリの場合は、室内の木材にまで穴を開けてフンを落としていく習性がありますので、室内で砂粒上のふんを見つけた時も、シロアリの発生を疑って注意しましょう。

見つけた時はぞっとするそうです

こちら、中央に白いものが見えるでしょうか。これは実際の既存住宅の調査でリフォーム担当の現場監督が発見したシロアリの行列です。(苦手な方すみません)伊勢原の家は、こんなことにならないようにしっかりと防蟻処理を行って住まいを守ります!

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