現在、東京都杉並区下高井戸にて建築中の2棟のRC造賃貸マンション 「Mahoroba」と「Y.Hale」。どちらも甲州街道沿いにあり、今週末8月21日(金)22日(土)の2日間で、構造&完成の2棟同時見学会を開催いたします。 見学会の最新情報や見どころは、ウェブサイトからご覧いただけます。
今回は、完成が間近に迫る「Y.Hale」より、漆施工中の様子をお伝えいたします!
5階建てのオーナ住宅併用賃貸マンション「Y.Hale」は、エントランスを彩る大きな漆塗りの館銘板が見どころのひとつ。先日訪れた建築現場では、漆のスペシャリスト有賀大工が漆を塗る下地製作に取り掛かっていました。
漆を扱うのは基本的に室内が多いので、マンションのエントランスのような風のある環境は珍しいとのこと。下地になる麻布が風でなびく中、手際よく仮留めしていきます。
その上から漆に糊を混ぜた漆糊を塗って接着していくのですが、塗りたての白っぽい色から、時間が経つにつれみるみるうちに茶色に…
漆が空気に触れて変色していくからだそうで、もっと時間が経つと黒くなっていきます。漆のグラデーションがとてもきれいですね。塗っている最中にしか見られないレアな風景でした。
このように大通り沿いで施工しているので、通りすがりの方々も興味津々に見ていかれるそうです。確かに、ライブペインティングみたいで気になりますよね。ご近所の方もどんな風に仕上がるのか、楽しみにされているのではないでしょうか!
職人の技を活かした漆塗りの館銘板のほか、街並みに映える杉板型枠の外壁、和の中庭、最上階のオーナー住宅など、見どころが盛りだくさんのこちらのマンション。見学会は今週末に予約制にて開催です。この日に施工中だった漆の館銘板は、完成時には茶色でも黒色でもなく、美しい朱色になるとのこと!ぜひ、見学会にてご覧ください。