みなさんこんにちは。 「平成記念美術館 ギャラリー」企画・運営担当の三田村憲和です 。
今日は2020年2月22日で2が多いなとふと思ったので、もっと2の多い日をちょっと調べてみました。
その日はこちら↓↓↓
2222年2月22日 (金曜日) !!!!
いやーとっても見事な2並びですね、次は3並びか?と思いましたが、3月33日はないわけで、3333年3月3日となると一桁すくないから、やっぱり2222年2月22日が最強なんだなと再認識(笑)若者は22時22分22秒に渋谷のスクランブル交差点でハイタッチをしたりするんでしょうか?
202年後だから見ることはできないけど、絶対にニュースとかで取り上げられるんだろうなーなんて考えてしまいました。
さてそんな話は置いておいて、 前回に引き続き第6回平成芸術賞を受賞した学生さんの作品を少しずつご紹介していこうと思います。
今回ご紹介するのは、油画の受賞者 木村 文香(kimura fumika)さん。
作品名は「虫を踏む 人を踏む」
以下作者コンセプト文
私の血液量に等しい分虫を潰した痕跡。
私は身体を通し、自然環境内に在る循環や命のやりとりについての神秘性を明らかにし、表現しています。今回私が“虫を踏む”という行為に着目したのは、ふとした日常生活が元になっています。無作為的であれ、私は虫を踏み殺してしまう瞬間があるという気づきから作品をつくりました。虫にとって私はもはや環境体レベルで大きく、たちうちできない存在です。一方で、自分自身がこの虫一匹のように理不尽につぶされるくらいの圧力を受けた経験を思い出しました。東日本大震災です。地球という環境体にとっては私はこの虫一匹と何ひとつ変わらないだろう、そんなことを思い形にしました。
今回こちらの作品は美術館展示規約などにより現物を見ることはできませんでした。芸術にルールなんてと思ったりもしますが、意外と美術館って展示の規約があったりします。保存している作品や他の作品を守るといった意味もあるため、展示が難しいものもあるのは仕方がないことなのかもしれません。大きな存在から見たら小さい存在の人。そんな小さな人が抗い大きな存在と戦って、200年後は更に豊かで幸せな世界であって欲しいなと思います。
来週のギャラリー便りは、引き続き第6回平成芸術賞を受賞した学生の作品のご紹介
・幻の駅万世橋
・東京豆花工房の豆花
・彫刻の竹野優美さんの作品「岸水に寄せる」
三本立てでお送りいたします。お楽しみに。