10月に入ったにもかかわらず、まだ暑い日が続きますね。これから徐々に秋めいてくれるといいのですが。スポーツの秋に食欲の秋、藝術の秋・・・。秋はわくわくすることが目白押しです。
平成建設では毎年「文化芸術祭」という社内イベントが開催されます。これは光る才能の発掘とともに、弊社の文化芸術レベルの向上を目的として開催されています。ジャンルは、木工やコンクリート制作物をはじめとする立体・造形部門や手芸・写真部門など様々です。
わたしは昨年手芸でエントリーしました。現場で出る端材を活かしたアクセサリーです。木は温かみがあって大好きです。今年もそれを活かしたアクセサリーを作りたいと目論んでいます。楽しい悩みはつきません・・・。
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さて、先週のブログでお見せした杉の一枚板は、こちらの玄関で使われるとのこと。さてどこで使われるかと言いますと・・・
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玄関入って正面に、下駄箱、そしてその上に杉の一枚板のカウンターが付き、さらにその上には火灯窓(かとうまど)がつくのだそう。なんと!こちらにも火灯窓がつくのですね‼
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こちらは以前からご紹介している火灯窓のある和室です。そこに堂々とそびえたっているのは、「面皮柱」(写真中央)。木の面を取って美しい木目を出しつつ、皮を綺麗に残すという、木の味を楽しめる柱です。
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その「面皮柱」に鴨居の四角い材を差し込んでいるのですが、こちらよくみていただくと切り口をわざと少し見せています。この技を「切り目胴付き」というそうで、切り口が細くなると脆くなるという心配を回避すると共に、美しく収めることができるという粋な技です。・・・と博康大工に教わりました。大変勉強になります。さすが綺麗な収まり!
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こちら真剣な表情の立木大工。何をしているかというと・・・
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茶の間の「竿縁天井」の竿を通す溝を彫っているところでした。こちらは勾配天井となっており、天窓からは自然の光が降り注ぎ、奥庭を眺めることができます。心落ち着く空間となること間違いなしです。
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「都心で叶える 平屋の夢」密着ブログ
新宿区の平屋づくりの現場レポート。建物が密集した都心に、「純和風の平屋」をどのように実現していくのか。伝統的な和の空間に、すこし艶やかで遊び心を織り交ぜた、魅力たっぷりの住まいづくりを密着していきます。
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