夏の夜空には、「夏の大三角形」が見えています。夏の大三角は、織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)、それから、白鳥座のしっぽ(デネブ)の部分の3つの星だそうで、天の川が間に流れています。説明の後空を見上げた時は見つけられたのに、時間が経つと、どれも同じに見えて、どの星を結んでも三角に・・・。それから、夏の夜空には木星と、土星も見えています。群馬天文台で、望遠鏡を覗いて見ると、木星はしましまで、土星は嘘みたいに丸に輪っかがありました。宇宙は本当に不思議ですね。もっと知りたくなりました。
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さて、北鎌倉の現場ですが、大工事が佳境を迎えているそうで、今回は私に変わって、現場監督の野田が記事を書いてくれました。お互いをサポートし合えた時に、内製化っていいなと感じます。毎日毎日誰かに助けられています。
野田の現場レポートです。
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二階のホールでは日比野大工が本棚を造作中です。 製材された棚ですが、0.何ミリの厚みの違いがあり、 その違いが棚を支える方立との間に隙間を生じさせるので、 微妙な調整を経て本棚を組み上げています。
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一階では新人の野澤大工が斜めの天井下地材を加工しています。 下地によって仕上がりが違ってくるので、 卓上スライド丸のこを使って正確な寸法で材料を切断します。
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外部では飯塚大工が屋根下の天井(軒天)張り工事を行っています。 通常は軒天材を下地にそのまま釘で留め付けますが、 上向きの体勢で軒天材を持ち上げながらの作業となるので 釘が斜めに取り付けされて仕上がりが悪くなることがあります。 そのために地上で一度釘を留める位置に下穴を開けることで 釘を真っ直ぐにして軒天材を綺麗に張れる丁寧な工事を行っています。
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トリは棟梁の鈴木大工で和室の窓枠材を取り付け中です。 北鎌倉の家の和室は錆丸太の床の間や吊り押入れ、 サツマヨシの天井仕上げ等こだわりのある意匠空間ですが、 それを若い鈴木大工が一手に造り上げていきます。 仕上がりがとても楽しみです。by現場監督野田
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