平成建設の現場

N様邸建て方「三角屋根の構造」

N様邸2階の居室は開放的な勾配天井。水平ではなく、斜めの梁「登り梁」を採用しています。

上の写真、梁成の高い斜材が「登り梁」です。屋根の形をそのまま活かし、天井に材を出さずにすっきりとした勾配天井に仕上げることができるため、空間により高さを出したい時や小屋裏空間を有効活用したい場合に用いられます。

そして、こちらが三角屋根のてっぺんです。

上から見ると、このようになっています。前回の記事でもご紹介した特殊な組み方。写真のちょうど真ん中の木材が「棟木」ですが、これが突き抜けていないのがポイントです。

赤色が棟木で、黄色と緑色の斜材で留めています。棟木が突き抜けるか留まっているかで、強度が変わるそう。N様邸の広々バルコニーを実現するための構造の要なんですね。

棟木がぴったりはまり、補強して無事に上棟しました!こちらから見ると棟木が突き抜けていないのが分かりやすいです。

家の骨組みができると、完成がぐっと近づいた感じがしますね。ここから屋根が張られ、壁面の工事が始まるとより全体像が見えてきますのでお楽しみに!

厚木市N様邸密着ブログ

2019.03~
厚木市にて完全自由設計の注文住宅の工事が始まります。山小屋のような大きな三角屋根が特徴のゆったりと寛げる住まいです。
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