高座の家「カビ対策」

こちら、洗濯機の上の天井。moiss（モイス）という建材を使っています。この建材、三菱商事建材が、開発販売しているもので、湿気を吸ったり吐いたりするそう。じめじめした夏はさわやかに、乾燥する冬には、うるおいをお届けするというmoiss。なんと、シックハウスの原因である有害物質を吸着したり、ニオイも吸着するんだとか。それ自体が仕上げ材になるので、このように天井に直接貼って使うことができます。しかも天然素材でつくられているそう。高座の家では、このmoissを、ウォークインクローゼットや、布団を収納する押し入れにも設置し、カビ対策としています。どのくらいの効果があるか、ぜひ感想を聞きたいですね。

カビ対策は、もう一つ、押し入れの棚に見ることができます。板に等間隔の隙間を持たせて中段の棚にしています。これならわざわざすのこを買って置いたりしなくても、通気性が確保されます。ナイスアイディアです。気密性の高いマンションは特にカビが発生しやすい気がします。現在賃貸マンションにお住まいの奥様は、家を建てるうえで、湿気やカビをとてもに気にされていたそう。それを聞いていた大工が考えた秘策です。このすのこ中段のように、ちょっとした工夫ができるのも自由設計の魅力、プラス、自社大工の魅力です。