「おっ。なんかいいじゃん。」とプリンタから紙を取り上げた瞬間に目に入ったカタログ。見積もりをつくる彼の机にあったTOTOの2018年度版カタログです。こちら、東京オリンピックのロゴマークをデザインした、野老朝雄(ところあさお)さんのデザインだそうです。言われてみれば納得のデザイン。
こちらがbeforeの2017年度版ですね。触ってみると、紙も違います。保湿ペーパーと、普通のティッシュくらいの差があります。2018年度版は、保湿ペーパーのように、触り心地もとても気持ち良いです。
背表紙のbefore。
きっと、後者のデザインが机に置いてあっても私は気に留めなかったと思います。そして、カタログについて彼と話し合うこともなかったでしょう。そもそも、職種が違うので、製品カタログなど、見る機会もなく。しかし、刷新されたデザインは、人の目を惹き、手に取りたくなる、中を見たくなる、そんな本に変わったような気がします。きっとそんな些細なことから、TOTOのトイレ使ってみようかなというきっかけが生まれるんじゃないかと思います。
カタログの見栄えが洗練されれば、オフィスの本棚も美しくなりそうだし、大変な見積もり作業も、ほんのすこし、たのしくなるかも。見た目の好き嫌いはあるでしょうが、私は、デザインはこうでなくっちゃねと思いました。