富山市のガイドマップにのっていた「八尾」の街並み。日本の道100選に選ばれています。この道が一番賑やかな日、それは9/1~3。3日間夜通し踊り続ける「おわら風の盆」が開催されます。その3日は、この道も25万人という観光客ですごいにぎわいだそう。踊りつかれて道端で寝ている人がいるそうです。
このガラスに掘られたシルエットがまさに「おわらの踊り」です。
この日は、ビエンナーレが開催中。10:00の開催前でしたが、「冬は寒くて、夏は暑いよ~」と嘆く呉服店の気さくな店主が、少しだけ室内を見せてくださいました。長屋のようにつながっている家々。店の奥には、中庭がありました。冬には150cmの雪が降るこの地域では、雪を下ろすための中庭、光を取り込むための中庭がどの家にもあるのだとか。なるほど、生きる知恵ですね。そして中庭の起源はこういう風土の中にあるのだろうと実感しました。
蔵。鎌倉の家の蔵を思い出しました。
手すりが木。
古建具。
ぼんぼりはきっと、夜になると明かりが透けるのでは?
なんと「郵便局」です。
この階段。気になります。「この上には広い公園があるのよ~」とご近所の方が教えてくださいました。行ってみたい。がしかし250段あるそうで・・・
立派なお寺もありました。
懐かしい駄菓子屋を発見。なんかいいなこういう風景。八尾の街並みを見る時に、もしこの地の歴史をもっと知っていたらもっと街歩きが楽しいがものになるかもしれないなと思いました。歴史の中で培われた祭りや、街並み、建築、料理やお土産・・・。そういったものをただ眺めるだけでなく、ひとつずつをもっと深く知りたいと思いました。きっとすべてに理由があって、つながっているんだろうと思うのです。