午後17:00。西日に照らされる建築物。フォトジェニックゥ~。と、なんでもかんでも「フォトジェニック」という言葉を使ってみたい近頃、閉館前の国立博物館の前を通ったら「本日常設展無料で―す、閉館は18:00でーす」と門前でのアナウンス。え?無料?無料大好き。写真は、博物館内に建つ、「法隆寺宝物館」です。こちらも無料で入ることができとてもラッキーでした。
聖徳太子は本当にいたのだろうかという疑問も、ああやっぱりいたんだなと思わせる国宝がわんさか。そんな国宝を飾るにふさわしい建物でした。無駄のないシンプルな佇まい、そこに置かれる椅子から、トイレのサインに至るまで調和していたように思います。その日は夜に秋のコンサートが開催されるようで、バイオリニストが館内で練習をしていた音はずっと聞いていたくなるくらい美しい音色でした。
こちらが本館。大きいです。中も広いです。お宝がたくさんです。
フォトジェニックですねえ。
ふむふむ、武家・・・武家、武家諸法度!?武家諸法度飾っていいんですか?と心の中で静かに叫びました。あの日本史の教科書で有名な「武家諸法度」です。
色がきれいです。平成建設の大工も船をつくっていました。
地図です。「三州長篠戦場之図」。家康が信長と連合した合戦の地図だそうです。こんなものが残っているんですね。実に興味深い。家康と信長が見ていた地図を、今、私、見ています!
江戸城の上棟式の様子。
アイヌの家(チセ)模型です。
これはなんだかわかりますか?実はこれは目が見えない人も見える人も美術館を楽しもうという取り組みで、点字のマップです。普通の展示とは違って、フロアごとに素材が変わっていてその質感の違いで展示物を把握します。ぼこぼこしたりツルっとしていたり、木だったり、石だったり。
ミュージアムショップ。
ノスタルジックな空間。
これはどうやって施工したんでしょうか。モザイクタイルですね、だいぶ年期が経っていますが、きっと竣工当時はさぞ美しかったことでしょう。もっともっとじっくりゆっくり見たくなる国立博物館でした。