平成建設のイベント

東京藝術大学平成藝術賞 受賞作家展

建物は真っ黒で少し入りにくいでしょうか?世田谷ショールームの入り口です。階段を降りるときはいったいどんな空間が待っているのかとワクワクするアプローチになっています。打ちっぱなしコンクリートのグレーと、この緑のまっすぐの植物「トクサ」と相性がいいですね。

 

さて現在、世田谷ショールームのギャラリーにて開催中の「第3回 東京藝術大学平成藝術賞 受賞作家展-未来の大芸術家たち-」より。重野さんの作品「ノートの結晶」は、様々な暮らしをしている人のノートをスキャンして、重ねた作品。美容師さんのノートや、小学生の漢字ノート、介護の日記など。

 

全ページを重ねると、ノートに書き記されたひとつひとつを読み取ることはできないのですが、何かちがうものを読み取れるような気がして、作品の前に立ち尽くします。他にも平成藝術賞を受賞した未来の芸術家たちの作品を見ていろいろ考えさせられました。こちらの展覧会は7月7日までです。次回展は「ガラスの色いろ展」。こちらも楽しみです。

 

 

2階のショールームにも、様々なアートが展示してあります。わたしのお気に入りは、これです。とても気持ちよさそうにスヤスヤと。きっと世田谷ショールームの居心地がいいのでしょう。藤沢支店の昼休みにも、こんなスタッフがいるような。

 

同じくショールームには貴重な大工道具の展示もあります。

 

サンプルが展示してあったり、いろいろなイベントが開催できる空間もあります。真ん中の柱には、漆が塗ってあります。もともとの素材はコンクリートなのですが、まるで木のような、独特の表情です。

 

そしてその部屋の片隅に、スタッキングチェア発見。大小二種類あります。樹種にもよりますが、持ち運びも苦にならない重さでした。小さい椅子は、子供が座るのにもいいですね。踏み台にも使えそうです。こちらは、イベント用に平成建設の大工がつくったとかで、家具もつくれちゃう、大工さんってすごいなあと感心です。どちらも座ってみたところ、座面も広く安定感があります。スタッキングできるのはとてもいいですね。

 

こちらは少し重かったですが、面白い材料を使っていて断面がきれいです。

 

こちらのすっきりとした机も、奥の展示台も大工がつくったそうです。つくったというのは、ただトントンカンカンしたということではなく、設計も、制作も両方したということで、すごいなと思います。

 

 

この日は、3階のオフィス空間で、打合せでした。なんだかおもしろそうな模型が飾ってありました。現在工事進行中の物件だそうです。久しぶりの世田谷ショールーム。道すがら、「落下物あり注意!」のおしらせに緊張させられましたが、無事藤沢ショールームに到着しました。