平成建設の家づくり

鎌倉の家の「窓枠」

こちらは窓の枠です。原田大工曰く、とてもいい杉の木を使っているそうです。言われてみると確かにきれいな木目。魚で言えば大トロとこちらの大工ブログでも紹介されていました。「鎌倉の家」の現場では、窓枠も既製品を使わず大工がつくっています。障子、ガラス、網戸、それから雨戸が入る溝もすべて大工の手刻みで作られています。

そしてこの枠に収まる窓は、現在建具屋さんが作っているそうです。この窓枠を、建具屋さんがひとつひとつ採寸し、それにあった建具をつくるのだとか。この窓枠にしか合わない建具を。原田大工曰く、「平成建設の現場は、合わせやすい」と建具屋さんが言っていたそうです。それはつまり窓枠の施工精度が良いからということ。枠をつくる大工さんも、この枠に合う建具をつくる建具職人さんもすごい。すべて手仕事だと思うと、ふだんはあまり気にしない窓枠でさえ、じっくりと見てしまいます。

 

現場で見る原田大工は、一味違います。「なんかかっこいいね。」というと、笑っていました。

 

大きな窓です。左側の窓枠を平松大工が。右側の窓枠を原田大工が。

 

 

久しぶりに現場へ行くと窓枠はほぼ完成していました。建具が入るのがとても楽しみです!

鎌倉の家 記事まとめ

神奈川県鎌倉市
大工ブログで更新中の「鎌倉の家」。施工を手掛ける大工さんとはまた異なる視点でレポートします。
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