お気に入りの「レストラン」 | 藤沢SHOWROOM通信 -平成建設藤沢支店ブログ-
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お気に入りの「レストラン」

皆さま、ご機嫌いかがでしょうか?平成建設藤沢支店の長野です。

通勤路のだんだん塀の向こうには立派な梅林が続いています。当たり前に見えているお庭もきっと植木やさんのセンスで随分と趣も異なるんでしょうね。

さて平成建設の藤沢ショールームには、現場で端材として残った木の材料でまだ捨てるには忍びないものをストックしている箱があって自由に皆さん持って帰ってくださいというコーナーがあります。お近くの方は日曜大工の材料仕入れにホームセンターに行く前にちょこっとショールームを覗いてみてはいかがでしょうか?材料を眺めているうちに作り出したくなるものが浮かんだりすることもあるので、お打合せに来られた方々もお土産?に是非どうぞ。

住宅の施工中物件からの報告です。

黄金色に輝くのは洗面所からお庭に出る勝手口の上に付く小庇の下地です。幅1600㎜奥行き600mm、通常ですと扉の上の幅だけですが少し長めに設定されているのは扉を開く方向に少し後ろに下がるのを見越しての配慮、ちょっとしたことですが。雨かかりが少しでも遮れるようなるべく建具に近い高さに固定してもらいました。いつもきびきびと作業をすすめる頼りになる社員大工さんです。

ではお気に入りの紹介です。こちらの一枚はヘルシンキにあるレストランでのワンシーン。白夜の季節、外は明るいですがディナータイムです。かれこれ10年近く前の写真ですが、この隣席での職場の同僚が食事をしながら語らう雰囲気がとても素敵で、年齢も性別も様々だけど皆がフラットに分け隔てなく接していて、ああいつかこんな風に同僚と食事をする機会があるとよいなあと。ただ忘年会や歓送迎会は人数も多いですし飲み放題が付く居酒屋系が幹事役としてもセットしやすいので難しいところですが、先日期せずして地元の老舗フレンチにて平成建設藤沢支店のメンバーでテーブルを囲む機会がありました。

小田急鵠沼海岸駅と本鵠沼駅とのちょうど間に位置する仏蘭西料理名古屋さんです。1967年に藤沢で始められたお店は2015年こちらに移ってこられたとのこと、建物自体は平成元年に建てられたそうですが丁寧に維持された異国情緒溢れる洋館で、結婚式などのパーティでも利用されています。扉をあけると暖炉を中心とした吹抜け空間があり鋳物の手摺を廻した曲線階段で二階の個室へと導かれました。因みに一階にはコニファーガーデンに囲まれた石畳のテラスにレベルを地続きに合わせたメインダイニングがあります。

まずはシャンパン、きらびやかな金属の光沢と対比されたブランルージュの縁取り、絶え間ない泡の沸き上がりにさらなる抒情が引き寄せられます、

前菜は茅ヶ崎産のトマトのムース雲丹添え、主役のトマトを引き立てる嫌味のない雲丹の新鮮さ、

カキと蕗のとうのシャンパンソース、ふくらみをもたされた海のミルクが春の苦みを予感へと導き、

菊芋のローストチップス添えポタージュ、ひとつの素材に秘められた仄かな甘みのグラデーション

鰆のブールブランソース

断面を真珠の輝きに仕上げるキュイソンナクレ~素材に寄せる信頼が可能とする低温加熱の技

パンは料理との相性で二種類、クラムから染み出す的確な温もりに宿すシェフの細やかな感性

その日の朝に収穫した藤沢野菜の選りすぐりを、、

補色色相配色と素材のテクスチュア―の対比を大豆レシチンによるビーツ泡が演出

メインは薩摩黒牛のロースト アンコールペッパーソース

前菜のブランルージュの残像にブルー アルメ ドゥ レールが混濁しノアールの闇に浮かび上がるトウガラシと肩三角のパ・ド・ドゥへと舞茸が誘います

デザートはレモンの泡のゼリーが菊芋との器の反復で記憶のハーモニーを奏で、

コーヒーのお供にかぼちゃのプリン、ネーブル、キャラメルのパウンドケーキのフィナーレ。

 

藤沢の地に根差したプロフェッショナルの仕事から受けたインスピレーションは、

生活をより豊かにするデザインに繋げていけるのではないかと、、

早速自宅の朝食に藤沢野菜のプチヴェールを取り入れてみました!