こんにちは!藤沢支店の荻野です。
木造住宅の外壁は何層もの空間から成り立っていると西沢大良氏が本で語っていたのを思い出しまして、私も住宅の中の空間を見つけてきました。
(西沢大良|木造作品集 2004-2010 (現代建築家コンセプト・シリーズ) ・・・作品も良いですが、最後の文章がすごいです。)
見つけた空間は一週間程度しか見ることができないですが、キレイで迫力がありました。
こちら、コンクリートを打設する前の基礎配筋と地面に防湿シートを覆った間です。上部鉄筋は200㎜角で配筋され、地面から60㎜以上でつくられています。
コンクリートが気持ちよく流れていきそうな空間をしていますね。鉄筋の影がキレイです。
次はこちら、基礎外周部の立ち上がりの足元です。地面ののり面に沿った鉄筋と水平の鉄筋と垂直の型枠がキレイな三角形を作り出しています。
コンクリートを流すのがもったいないですね。
最後はこちら、建物の木部とつながる幅150㎜の立ち上がり部です。所々に木部である土台と接合する金物が入り込み、空間にアクセントをつくっているようです。
このような小さな空間、限定的な空間、隠れてしまう空間は現場でしか見ることのできない空間です。
建てている過程もこれからお住まいになる建物だと思いますので、楽しんで現場に出かけましょう。
これからも、設計ではなく、職人がつくる空間を発見していきたいと思います。
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