以前に少しご紹介した海老名市の現場ですが、SE構法による建て方が進んでいます。通常木造2階建てでSE構法で建てる場合、1日か2日で上棟しますが、3F建ての賃貸マンションとなるそうはいきません。しかも1Fには、大スパンの剣道場がありますので、梁もものすごく太く長く、搬入も一苦労です。
こちらは基礎の様子。写真でもわかるように、1Fの剣道場部分は、「メーン!」と思い切り素振りが出来るよう基礎を80cmほど掘り下げています。階高を抑えつつ天井高を確保する工夫です。剣道場は約20名が稽古可能な10メートル×9メートルの大空間。約55帖あります。一般的な木造だと、柱や壁なしでこの空間をつくるのは不可能ですが、木造で体育館も建築可能なSE構法がそれを可能にしました。すごいですね。
建て方で使用する梁や柱がどんどん搬入されていきます。足の踏み場がないとはこういうことですね。部材が長い!そして太い!これがトラックで運ばれてきたのです。テキパキと職人たちが部材を確認しながら組み上げていきます。
フ、太い・・・。
SE金物に梁を設置するにも、大工4人がかりです。
2Fからの様子です。あと半分!といったところです。
つづく。
SE構法で建てる住まい
SE構法は非常に堅牢な構造であるため、木造での3階建て建築が可能です。 木造でも大開口・大間口デザインを取り入れたプランが作れ、更に将来的に間取りを一新するような大規模なリフォームを行うこともできます。
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