じょうさんだち | 広い実家が生まれ変わる! 二世帯住宅リフォーム

じょうさんだち

 H様邸は、50年近い築年数が経過していて、旧耐震基準となります。今回の改修工事では、役所へ申請を提出して補助金を貰う内容の工事を実施しています。

詳しい耐震補強工事に関しては、またの機会にお伝えさせて頂くとして、表題としました『じょうさんだち』についてお話したいと思います。

『じょうさんだち』を書き換えますと『13尺建ち』になりまして、そのまま読むと『じゅうさんじゃくだち』なのですが、業界用語で『じょうさん~』となっています。古くから使われている長さの単位ですね。1尺=303㎜になりますから、13尺=(1丈+3尺)=3,939㎜ですが、今風に言うと長さ4mを13尺(じょうさん)と言っています。すなわち13尺建ちは、4mの柱を使った建物ということです。現在ほとんどの木造建物が3m(10尺)の柱を基準に出来ている為、H様邸は、背の高い建物ということになります。

工事の方は、解体が終わり木工事の最中です。

耐震補強の為、筋交いや合板で補強していきますが、最近の建物は3mが基本。合板も4mの材料はありませんから、3mの材を規定に従ったジョイント補強材を入れながら取り付けていきます。

見えなくなるところも、安心安全の為、キッチリと施工させて頂いています。