耐震補強について | 広い実家が生まれ変わる! 二世帯住宅リフォーム

耐震補強について

 静岡県では、近い将来に来るとずっと言われ続けている南海トラフ地震(私が小学校の頃にはすでに言われていました)に備えて、耐震診断・補強工事に補助金を出しています。
 補助金の金額は市町村により多少異なりますが、ここ数年は割増の施策もあり、手厚い補助をうけることができます。さらに先月から、コロナ対策として割増の施策が始まる市町村が多くあります。(下記URLに詳細があります)

地震後のコロナ感染リスク回避のための割増施策(静岡県TOKAI-0プロジェクト)

 コロナ禍で、医療従事者の不足が叫ばれていますが、大震災が起こることを想像すると、医療従事者はもちろんのこと、消防・警察・自衛隊などに従事される方の不足も容易に考えられます。
 可能な限り、自分の命は自分で守れるように、ご自宅の耐震補強工事を考える良いタイミングかもしれません。


 平成建設でもこれまでに数多くの物件を耐震補強工事させていただいております。その中でも、1、2を争うほどの広さのH様邸。耐震補強を計画している壁は、筋交いと合板で全部でなんと、、、

77か所!!!

気が遠くなる箇所数の補強・・・・・!
耐震補強の計算をしていても、 図面に耐震補強の番号を振るだけでも、 気が遠くなりそうでしたが、実際に施工するのはもっと大変だろうなと思っておりました。

「じょうさん」なので筋交いも大きい!!

耐震補強は壁だけではなく、柱の金物もとても大事な役割を果たします。
その金物は、すべてが同じというわけではなくて、計算に基づいて、それぞれの引き抜き力にあった仕様の金物を取り付ける必要があります。壁で77か所の補強、柱はなんと・・・〇〇箇所!(数えるのは諦めました。笑)
しかも柱の金物は、柱に対して上下に付けるんです。なので柱の本数×2!!!

1つ1つ、確認をしながら。
こんなに広いH様邸で、柱一か所ずつ、壁一か所ずつ。見ているだけで気が遠くなりそうなんです。でも、耐震補強工事はあっという間にもう半分以上進んでいます。

設計の耐震補強計画・構造計算、大工の施工、監督のチェック、色んな人の作業の積み重ねで、着々と耐震補強工事が進んでおります。