石川君の現場管理は、様々な条件があるリフォームの現場でも意図が伺えます。
当初、T様との打ち合わせでは、ご両親との同居をするのに増築をする話が出ていました。
増築することでスペースにゆとりが生まれる反面、コストは掛かることになります。
一般的に10㎡以内の増築であれば、確認申請を出さなくても良い = 申請費用が掛からない
という増築をする一種の境界線になっている節がありますが、実際にそれだけではありません。
緩和条件や諸々なことがありましたが、決定的だったのは建築後に敷地の一部が
準防火地域に指定されていたということです。
防火地域、準防火地域は面積に関わらず確認申請が必要になり、指定されていない地域より
それ用の仕様にする為に建築費用自体も掛かることになります。
後澤さんと話しをして、当時のご希望の増築案に加え、間取りを工夫して増築をしない案の
2案を概算見積りと合わせて提出することにしました。
お客様からは、他2社から見積りを取る予定だと聞いていました。
金額も分からない、建設会社の考え方や提案も分からない状態ですと比べたいのは当然です。
平成建設リフォーム部の姿勢として、法順守は決定事項。
予算を想像しつつ、要望ではない計画をご提案するのは、まだお互い手探りな人間関係の
状況では、なかなかです。
ここから3か月空くことになります。