こんにちは。森田です。
さて、今回はリフォーム大工ならではの技を紹介したいと思います。
大工さんが作っているのは四角い枠…
この木材、階段下収納のために、新しく施工される一本引き戸の木枠なんですが、
よくご覧いただくと、いくつもの凹凸があるのがお分かりいただけるでしょうか。
解体時の写真では、まだ板が入って塞がっています。
この部分に先ほどの木枠が入るのですが
階段下というだけあって部材がたくさんあります。
構造的に問題のない間柱等は切ることができますが
切れない部材ももちろん出てきます。
…そうです。そこで先ほどの凹凸の出番です!
既存の部材ぴったりはまるように凹凸をつけていたんです。
そして、はめた後がこちら。
ぴったり。
こうして壁の下地材が張られてみると四角い枠がパコッと簡単に
はまっているように見えますが、
こうした見えない技が、いたるところで行われています。
既存に合わせて工夫しなければならない、
リフォーム大工が難しいと言われる理由の一つです。
熟練の技、お見事。