こんにちは。古薗です。
晴れたり急に雨が降ったり…最近のお天気は忙しいですね。
先週末の鎌倉市役所の検査は無事完了。
大工さん、引き続き工事よろしくお願いします!
さあ今回はちょっと真面目に「耐震改修」についてお話ししたいと思います。
「耐震改修」とはどんな工事なのか、ご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。「建築物の耐震改修の促進に関する法律」に基づく法定計画で、建築基準法の新耐震基準が導入された昭和56年5月以前に新築工事に着工した建築物の耐震化を促進することにより、建築物の地震に対する安全性の向上を図ることを目的としています。
…簡単に言えば、昭和56年5月以前に建てられた(計画された)建物は現行の耐震基準を満たしていない恐れのある建物なので、構造の補強をして安全性の高い建物にしてくださいね!ということです。大地震などが起こる度に建物の安全性が見直され、法律が変わることもあるので、現行の基準に合わせて基礎や壁の補強、屋根の軽量化などを行っていきます。補強の方法は今回のM様のように間取り変更も併せて行う大規模な工事から、内装を壊さず外壁側から耐震改修する工事など様々です。
ただし、補強したからと言って新築の建物と同様の強度になるわけではなく、絶対に倒壊しないということではありません。耐震改修は大地震が起きた際に建物から逃げる時間を確保するということを目的とした工事なのです。つまり、耐震改修は命を守るための大事な工事なのです!多くの住宅が耐震化されるように、一定の条件を満たせば地方公共団体より補助金を受けることができるので、一度お住まいの市区町村のホームページをご覧になってみてください。その他にも耐震改修をして基準を満たすと住宅ローンの減税や固定資産税の減税などのメリットもありますので、ご検討してみてはいかがでしょうか。
長~いお話しとなってしましましたが、わかりやすい説明はこちら↓にも。ぜひご覧ください。
M様邸は構造の補強も進めつつ、断熱性能UPも兼ねたサッシの取付が始まります。
大きな掃き出しも含めると全部で7カ所。
来週はお天気が良くなりますよーに!